時を超えて

25年の時を超えて再会した彼と再び恋に落ち、何度も出会いと別れを繰り返してきました。そして2年ぶりに再び繋がった私達。

指輪...1

去年、彼にラインで私の写真を送りました。

それは19歳の頃の私。

日付を見ると、彼の20歳の誕生日の数日前に撮ったもので、今とは違ってショートカットで、自宅のソファに座ってる写真。

ぱっと見、遠くを見つめて物思いにふけってるよう。

でも実は私の視線の先はテレビ。

ただ、ぼーっとテレビを観てるところを弟が面白がって写したものでした。


写真をよく見ると右手の薬指に指輪があります。

この指輪は彼からもらったものです。


指輪をもらった背景は。。。

以前の記事にも書いた事があるのですが。

忘備録として書き残しておきたいと思います。


実は私は、昔も彼に一度だけ振られた事がありました。

それもまだ付き合って1年も経っていない早い段階で。


当事の彼は大学の演劇同好会に所属していて、芝居にのめり込み、本気で役者を目指していました。

なので日々稽古とバイトに明け暮れていて、とても多忙を極めていたのです。


私はそんな彼の世界を少しでも知りたくて、彼が敬愛してやまなかった劇作家「つかこうへい」の本を片っ端から読み漁りました。


それでも演劇は独特の世界。

身を置いていない私が理解できる世界ではないのです。


なので、会えなくても「寂しい」とも言えずにひたすら我慢。


私は私で物分かりのいい彼女を演じていました。


そんな中、付き合い始めたその歳のクリスマスは彼と一緒に過ごす事ができて、彼から「ずっと一緒にいようね」と言われた時はとても嬉しかった。


翌日には年末年始を実家で過ごす為帰省する彼と、お互いの愛情を確かめあって、安心して彼を送り出しました。


それなのに。

年が明けて、帰っきてるであろう彼から「帰って来たよ」と連絡がないのです。


どうしたんだろう。


きっと忙しいのかなと連絡を待つも、何もなし。


不安になりつつ、彼の下宿に確認に行くと、彼の部屋にはしっかりと明かりが灯っていました。


え?

なんで?


痺れを切らした私は、とうとう彼の下宿に電話をかけました。


すると思い切り浮かない声で、電話に出た彼。


会話も全く続かないのです。


さすがの私もこれは何かあると直ぐに気が付きました。


でももしかしたら私の思い過ごしかも。

きっとそうだよ。


そして、とにかく待ちました。

もうすぐ私の19歳の誕生日だし、きっと連絡あるよね。


でもそんな期待は見事に裏切られて、10代最後の誕生日は悲しい1日となりました。


そして季節は変わり、3月。


丁度今頃です。


彼から1通の手紙が届きました。


その内容はあまりにも悲し過ぎて、30年以上経った今でもハッキリと覚えています。