時を超えて

人生をかけて愛した人の事を綴ります

僕ではない

彼とはほぼ1年近く、心と言葉を通わせる事はありませんでした。

彼の誕生日もスルー。

一人でそっとお祝いしました。


悲しいかな、忘れようとすればするほど彼への想いは増していきます。


そしてそんなある日、ちょっとした事で夫とぶつかってしまった私は、とうとう衝動的に彼にメールを送ってしまいました。


「あなたは今幸せですか?

残念ながら私は幸せではありません」



すると翌日の明け方、彼から長文の返信が届いたのです。


「頑張れ!

自分の決めた人生だから。

頑張って、頑張って、頑張って、それでもダメだったら僕はあみの全てを受け入れるよ。

でも最後にあみを受け入れるのは、多分僕ではない。

あみの一番近くにいる人」


何度も読み返しました。

彼が何を言っているのか理解できなかったから。

これってどういう意味?

もしかして彼が私を突き放してる?

そんなはずない。


何度も何度も読み返して、読み返して.......。





「僕ではない」


見事に突き放された彼のこの言葉が、私の心に深く悲しく突き刺さります。

そしてたくさん泣きました。


そうだよね。

そんな事は分かってるよ。


だったら何で私を口説いたりしたの?


泣いて終わるなんて嫌。

終わるのは全部吐き出してから。

それで完全に嫌われてもいい。

後悔はしたくないから。


そう思った私は、覚悟のメールを彼に送る事を決めたのです。