時を超えて

人生をかけて愛した人の事を綴ります

さよならメール

そんな違和感を抱えたまま、ある日彼の住む街にお泊まりデートに行きました。

いつもなら彼の部屋に泊まるのですが、その日は部屋が散らかってるからという理由で駅前のホテルに泊まる事に。


散らかっててもいいのに。

何でわざわざホテルなんて予約するの?

部屋に入ると何かまずい事でもあるの?

この時点で私の違和感は更に増していきます。


彼は私がそんな気持ちを抱えている事など知る由もなく、私を喜ばそうと一生懸命デートのプランを考えてくれていました。


二人で映画を観て、お酒を飲みながらご飯を食べて。


でも楽しいはずのデートが、私の勝手な思い込みで存分に楽しめないのです。


そして翌日の別れ際。

次の約束もないままにあっさりと「じゃあね」と帰っていく彼の後ろ姿を見送りながら、とても切なく悲しくなりました。


きっと彼も楽しくなかったんだ。

もしかして嫌われたかな。


そしてその後彼に何度かメールをするも、ひとつも返信が返ってくる事はなく。


ひどいよ。

もう限界。

そんなに別れたいなら、こっちからさよならだよ!


傷つく事が怖かった私はとうとう、彼にさよならのメールを送りつけてしまいました。


「あなたにとっての特別は私じゃない!

奥さんだよ!」


それは、決して踏んではいけない地雷を100個くらい踏んだような最悪なメールでした。


そして返信がない事が答えなんだと思いました。


もう完全に終わり。


私達は、ここから2年以上も離れる事になるのです。