時を超えて

人生をかけて愛した人の事を綴ります

陥落

それから季節は冬→春→夏→秋

と変わり、再び冬に......。

この間彼からの連絡は一切ありませんでした。


でも、20年以上覚えていた彼の誕生日が近付くにつれ、再び心がざわつきます。


気にしちゃだめ!スルーしなきゃ。


そう思えば思うほど、気になります。


情けない事に、とうとう「おめでとうメール」の下書きまで作り出す始末.......。


ここまで来れば、送る気満々なわけで......。


そして彼の誕生日当日の夕方、遂に渾身の「おめでとうメール」を送信。


返信とかいらないし。

ただの自己満足だし。

これが最後のメールだし。


誰に言い訳してるんだか。


すると暫くして携帯が鳴りました。

見ると

そう!彼でした!!!


彼は開口一番、おどけながら「メールくれた?ね?くれたよね?」って.......。


この人いったい何なの?

調子良過ぎ!

それに「あみとのお喋りは楽しいな〜〜」なんて言われたら嬉しくなるに決まってる。


結局最後は、ずっと連絡くれなかった事なんてどうでもよくなってしまってるのです。


だって、楽しいのは私も同じだから。


そして彼の男としての狩猟本能が目覚めたのか、数日後彼から


「好き」


こんなメールが届いたのです。

え?え?え???

直球過ぎてドキドキです。


こういう場合どう返すんだっけ?


とりあえず「何て返せばいいの?」と返信。


すると、またまた「好き」



メールはもどかしくて嫌!

そう思った私は思い切って彼に電話をかけました。


私「相変わらず強引だよね!」


彼「だって本当の事だもん。俺はずっとあみが大好きだよ」


そして

彼「ね.....やっぱり会おうよ。〇月〇日に会おう。

俺有休取るから」


彼が指定した日は、私の誕生日でした。


私「覚えててくれたんだ〜!」

彼「当たり前だろ〜!」


「当たり前だろ〜」って........ズルイよ!


落ちるに決まってるじゃん!